いぼ・ほくろ※ご予約受付を停止中
「いぼ」について
ウイルスや加齢など、イボができる原因はいくつかあります。
見た目が気になるだけでなく、かゆみや炎症を起こすもの、衣類に引っかかるなど日常的な支障を起こすものなどもあります。
また放置していると大きくなって、綺麗に治すことが難しくなる可能性もあります。イボが気になったら、早めにご相談ください。
「いぼ」の種類
イボ(尋常性疣贅)
最も一般的なイボで、医学的には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれます。
原因はヒトパピローマウイルスで、皮膚の小さな傷からウイルスが感染してイボを発症します。
イボの形状はさまざまで、手足の指や膝にできた場合は表面がザラザラで硬い突起物になりますが、足裏にできると体重がかかって扁平になり、顔や首には糸状で硬い突起として現れることもあります。また、複数のイボが密集して多発するケースもあります。
水イボ(伝染性軟属腫)
主に子どもが発症するイボで、医学的には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれます。
原因はポックスウイルスで、白くてなめらかな表面の数mm以下のイボができます。免疫ができれば自然に治癒しますが、数ヶ月から数年かかることがあります。また多発によるかゆみや、サイズが大きくなって炎症を起こす可能性もあります。子どもの場合、かゆみを我慢できず水イボを広げてしまうケースも多くなっています。
治療では麻酔テープを使用して痛みを最小限に抑えながら摘み取ります。数が多くなると何度かに分けて治療しなければならないため、できれば数が増えないうちに治療することが重要です。
老人性イボ(脂漏性角化症)
加齢性のイボですが、20歳代から出てくることも珍しくありません。
医学的には脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)と呼ばれ、顔や頭部、体幹などにできる茶や黒褐色の良性腫瘍です。加齢とともに増加しやすく、シミが隆起してイボになることもあります。
保険適用の治療では切除の治療があります。よりきれいな治療をご希望になる場合には、自費診療ですが、レーザー治療も可能です。
アクロコルドン(首イボ)
皮膚がやわらかくて薄い首や脇、ももの付け根などにできやすいイボで感染性ではありません。
ザラっとした手触りの皮膚腫瘍で、衣類やアクセサリーが引っかかる、チクチクするなどの感触があります。引っかかって傷付くと炎症を起こすこともあります。
治療は、専用のハサミによる切除などの治療法があります。
平坦で盛り上がりがなくピンセットでつまめないものは、自費治療になりますがレーザーによる除去が可能です。
「ほくろ」について
形や色、膨らみの有無など見た目もさまざまですが、悪性かどうかが重要です。特に、急にできた・大きくなった・形状や色が変わったほくろの場合は、皮膚がんの可能性があるため注意が必要です。
見た目が気になる以外でも、こうした症状がありましたらまずはご相談ください。
「ほくろ」の治療
治療では綺麗な仕上がりが重視されるため、状態に合わせた適切な治療法をご提案しています。
ほくろは、ほとんどが皮膚の深い部分のメラニン色素によってできています。そのため、盛り上がったほくろを含め、ほとんどのケースではレーザーによって組織を蒸散させる治療が有効です。ただし、ほくろ除去で行うレーザー治療は、数ヶ月おきに複数回受けていただくことで十分な効果が現れます。重要なのは、ほくろや皮膚の状態だけでなく、患者様のご希望をしっかり伺って最適な治療を行うことだと当院では考えています。
気になること、お悩みなど、どんなことでもご質問ください。
手術後の注意点
当院では手術の際、できるだけ小さく切開するよう心がけており、1㎝以下の小さな傷で済めばほとんど痛みが出ないよう努めています。
なるべく早く、綺麗に傷が治るよう、手術後の生活にも注意が必要です。血行を促進してしまうと出血のリスクが高まります。飲酒や運動は控えましょう。
- アルコールの摂取は最低手術後3日間、可能ならば1週間は飲酒を控えてください。
- 運動は、手術当日と翌日は行わないでください。
また、運動を控える期間を更に長く取る方が望ましい場合もありますので、ご相談ください。 - 入浴については手術の翌日からのシャワーが可能な場合があります。
いずれにしても、部位や傷・腫瘍の大きさなどによりこれらの制限の内容や期間は変わってきます。
患者様の状態を見ながら医師がしっかりご説明しますので、不安や疑問などありましたら、お気軽にご相談ください。
料金
まずはご相談ください。